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八十八夜
2003年 05月 03日 (土) 16:04 | 編集
街中に新茶の看板を目にする季節になりましたね。
「夏も近づく八十八夜」と歌にあるように、
八十八夜の頃(4月上旬~5月上旬)のこの季節に摘まれたお茶は、
生命力に溢れた春の新芽の先端だけを摘んで作るので、
最も香りが豊かでおいしいといわれます。

知らなかったのですが、英語の「tea」の語源は中国の広東語「チャ」と、
福建語の「テー」から来ているそうです。
「tea」と言えば紅茶=イギリスを連想してしまいますが、
お茶の歴史は中国の方が古く、遥か紀元前にまで遡ります。

その後、7~9世紀の唐の時代に上流階級に広まり、
10世紀に入る頃にはシルクロードを経て中近東に伝わります。
ヨーロッパには17世紀初頭になってから、
貿易国オランダの輸入船を通じてようやく伝播されるのです。

当初イギリスなどに伝わったのは緑茶。
その後、輸入経路の変化により、不発酵の緑茶から色の濃い半発酵茶へと変わり、
19世紀にイギリスの植民地であるインドのアッサム地方で茶樹が発見されるに至り、
現在のイギリスの紅茶の原型となりました。

緑茶の話しに戻ると、緑茶をおいしくいただくには、色々方法がありますが、
老舗のお茶屋さんが伝授してくれた方法をひとつ。

湯ざましで(お煎茶は80度位)、広口の急須に入れ、
フタをしっかり抑えて遠心力をかけるように数度回し、1分ほど茶葉を広げます。
最後の一滴まで注ぐことが肝要だそうですが、
そうしていただく一煎目は濃厚な緑茶の香りが広がり、季節の和菓子と合わせれば、
この上ない組み合わせです。

また、紅茶は硬水を選んでそれこそガタガタに沸騰させ、
冷めないようにティーコージー(ポットのお帽子)で気遣いつつ、
小さめの焼き菓子や苦めのチョコレートケーキなどと一緒にいただくのも至福のひと時です。

しゅんしゅんと音を立ててお湯が沸くのを待ちながら、
ほうっと気持ちを開放させながら、休暇を過ごすのもいいですね。
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