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エンドロール
2004年 04月 07日 (水) 15:57 | 編集
4月は番組編成の変わり目なのでテレビが華やいでいますね。
先月までめずらしくテレビドラマに見入っていて、ランチの話題がひとつ増えたのですが、
そのドラマも3月に終わってしまい、ちょっと残念です。

職業柄、番組の最後のエンドロールに流れる、衣裳提供のメーカーさんに反応しつつ、
あの女優さん、インゲボルグも似合いそうなんだけどな~などと考えたりしてしまうのですが、
同時に流れる、「特別出演」と「友情出演」の違いは何なのだろうか、
ということに考えが及んでしまいました。

まず、「特別出演」ですが、ドラマや映画にはたとえ出演場面がわずかであっても、
重厚な俳優さんが必要な場合が多々ありますが、
そんな時に、「本来ですとこんな脇役ではお願いできないのですが、
『特別出演』という形でお願いしたいのです」、という意味合いで了解してもらうのだそうです。

さらに「友情出演」というのは、「特別出演」がギャラもそれ相応なのに対し、
言葉の通り、監督や製作スタッフつながりの「お友達価格」の場合が多いそうです。
こちらも、役者さんの個性を必要としながら、ほんのチョイ役、
カメオ出演に近い登場の仕方の場合が多いようです。

いずれにせよ、出演場面や役柄がキャリアや格に必ずしもマッチングするという訳では
ありませんから、役を演ずる人達への内輪の敬意の様なもののようです。

エンドロールで流れる順番も、はじめに主演・助演と流れ、
途中で間や「・」などを使いながら特別出演を配し、
最後に「トメ」となる、主演・助演ではないけれど、
そのドラマあるいは映画の「格」を決める重要な役どころの俳優さんが位置します。

うがった見方をすると製作者側が俳優さんの序列に気を配っているのがよくわかりますが、
全部が全部あてはまる訳ではないので、あしからずご了承を。

ちなみに、日本の場合、縦書きだと、一般的に画面に向かって右側が格上、
外国映画の場合、横書きなので、日本とは反対に画面に向かって左側が格上扱いなのだそう。
ポスターの顔の並びと名前の記述順が違っているのはそういうことだったのか、と思った次第です。

エンドロールなどはそんな訳で左側が上席なのですが、2大スターが出演した、
「タワーリングインフェルノ」の場合(古い)、左にスティーヴ・マックィーン、
右にポール・ニューマンと、二人の名前を同時に出し、
左を譲ったニューマンの方がちょっぴり上に配してあって、
両方に敬意を払うための絶妙なテロップだった、というのを聞いたことがあります。

映画が終わるとバタバタと席を立つ人も多いですが、エンドロールの別の楽しみ方(?)でした。
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