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摂氏・華氏
2004年 08月 06日 (金) 16:24 | 編集
アメリカの大統領選挙に合わせて「華氏911」などという映画が話題になっていますね。
先月の東京の最高気温は39.5度C、これを華氏で表すと103.1度F となります。
う~ん、ゆでダコになった気分です。

華氏は1724年、ドイツの物理学者ファーレンハイト氏によって考案され、
氏の名前を中国語で「華倫海」と表記することから「華氏」と表記します。
温度の基準としたものは、食塩水の凝固点(氷点)を0度、
人間の体温を96度の二点を定点とし、その間を96等分した単位です。

食塩水の氷点は当時、人が作り出せる最も低い温度と考えられたからですが、
人間の体温が96度とあるのは、100に近い12進法の最大値であるからです。
一方、子羊の体温を100度としたからとの説もあり、
聖書の引用で子羊=キリストと見立てたことに由来するとも言われています。
科学や数学の発達は、意外や宗教や思想概念と密接に関連していたりしますが、
いかにもキリスト教圏らしい考え方です。

一方、摂氏はスウェーデンの天文学者セルシウスが華氏よりやや遅れて、
1742年に考案、「摂爾修」の中国語表記から「摂氏」と記します。
こちらは日本ではお馴染み、水の氷点を0度、沸点を100度にしてその間を100等分したものです。

摂氏100度は華氏212度、摂氏0度は華氏32度ということになります。
どう考えても、こちらの方が分かり易い気がするのですが、
それほど多くの国で使われている訳ではないようです。

温度に限らず、ことごとく日本と単位が違うのがアメリカ。
マイル(1.609km)・ヤード(0.914m)・フィート(30.48cm)・インチ(2.54cm)、
重さもポンド(0.454kg)と、まったくピンと来ませんね。
体重100ポンドと言うと何だか悲しい気持ちになりますが、
何のことはない、45.4kgということです。

今回は読むのもややこしい話になってしまいましたが、
実際にも、基準が統一されていないというややこしさで、
1999年にはNASAが打ち上げた火星探査機「マーズ・クライメート・オービター」が、
メートル法とヤード・ポンド法の計測違いと思われる、誘導ミスで火星に接近しすぎて、
約9400万ドル(103億4千万!)がフイになっています。
う~ん、NASAでもそんな間違いがあるんですね。
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