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色彩の心理学?
2007年 09月 06日 (木) 13:58 | 編集
インゲボルグのコレクションの打ち出しは、リボンフローというタイトルのプリント。
パリのアンティークプリントからインスパイアされたというだけあって、
ヴィンテージ感の漂う、美しいプリントに仕上がりました。
鮮やかな色目ですが、秋を感じさせてくれます。

この時期、たとえ気温が真夏のようであっても、
ビタミンカラーのような夏色を着てうっかり街歩きなどしてしまうと、
誰も見ている訳ではないのに、ポツンと浮いてしまって、
心もとない気持ちになってしまいます。

食べ物に旬を感じなくなってきているように、色も旬やルールなどはもうとうになくなって、
実際、街はたくさんの、自分の好きな色を纏った人達で溢れていると言うのに、
皮膚を通して落ち着かない感覚を運ぶものは何なのでしょう。
それは、色が持つ力なのかもしれません。

実際、色の持つ作用を利用している公共施設は多く、
空港などの待合室は青を基調にしている所が多いそうです。
これは、搭乗前の高揚感を抑える、精神心理学上の配慮なのだそうです。

赤は闘争心を高める効果があるので、アメリカンフットボールの学生チーム
の控え室を赤にしたら勝率が高まったとか、
飲食店のカーペットを赤にすると、落ち着かない気分になるので長居が減り、
回転率が上がるとも聞きます。
でも、これは店が閑散としてしまては逆効果ですが。

また、病院の手術室やオペ服はグリーンが基調の場合が多く、
これは、血液(赤)の補色が緑なので、
血を見た後に視線を落とした先の残像を考えて緑にしているのだと聞いたことがあります。
これなどは実務的な例ですね。

さて、ピンクハウスの25周年展の話になりますが、過去の色目を見ていると、
今より存在感がある、強い"赤"が使われていて、
もしかして、今、2007年現在に持ってくると、それはとても重たく感じる赤色なのです。

70~80年代は、ピンクハウスに限らず、ファッションブランドの黎明期であり、
女性の社会進出がようやく根付いてきた途上の時代でもありました。
先ほど、赤は闘争心と書いたように、自分を主張するには、色々な力を纏って、
エイヤッとばかりに出て行く必要があったのです。

でも、色々な制約が解かれ、バブルを経て価値観が多様化した結果、
精神性を重視する時代に入るのと同時に、
ピンクハウスでもパープル系の色目が使われるようになりました。
80年代~90年代前半にはほとんどパープル・ラベンダー系はなかったのですから、
それは顕著です。

色彩心理学では、紫はズバリ、精神性を表す色です。
トレンドとは相容れない部分も多いのがピンクハウスの良さですが、
ある意味、確実に時代性とリンクしているのですね。
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