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カールヘルムの「ハリスツイード」
2002年 11月 08日 (金) 14:41 | 編集
伝統の重みを感じる「ツイード」の語源は意外にもユニークなものです。
綾織りのことをツイール(Twill)といいますが、スコットランドではTweelと表記します。ところがある日、ロンドンの毛織物卸商が伝票に誤って「Twill」と書くべきところを「Tweed」としてしまい、
語感の良さからそれが定着してしまいました。

スコットランドの人にも分り易いように現地語の「Tweel」にしようとして、
最後の「L」を「D」に間違ったであるとか、
スコットランドとイングランドの境界を流れるツイード川(Tweed River)の印象があったからだとか、
今となっては理由は謎ですが、
いずれにせよその毛織物卸商の間違いに端を発した名前ではあるようです。

紡毛服地を連想させ、しかも短く覚えやすい、まさにグッドネーミングだったので、
業界の共通用語としてすぐさま定着したのでしょう。

今回カールヘルムで使用しているのは『ハリスツイード』。
ツイードの中でも、西スコットランド、アウターヘブリス諸島のハリス、
ルイス島で織り上げられたツィードだけが、英女王の勅許により『ハリスツイード』と呼ばれます。

厳しい環境に耐えられる、英国山岳種のブラックフェイスという羊の新毛のみを
手紡ぎ・手織りの技法で織り上げたものだけがその名称を許されるのです。
産業革命時の機械化の波を経ても頑なに昔の手法を守り、今なお古い織機で織られるため、
生地はシングル巾が主体です。
これは普通の背広地がダブル巾であることを考えると、
生産効率より伝統と品質を優先していることは言うまでもありません。

その風合いは、あくまでざっくりと野趣にあふれ、着るほどに身体になじむ独特の趣を持ちます。
ジャケットの内側には栄誉と伝統の素材であることの証明に、
十字架付きの宝冠をデザインした織りマーク。
一着毎にシリアルナンバーが付いています。
ぜひ一着は持っていたいジャケットです。
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