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キャサリン・ヘプバーン
2003年 07月 11日 (金) 16:27 | 編集
お客様からのメールに、お庭のくちなしの花が咲きましたという言葉が添えてあり、
くちなしからはインゲボルグと映画「旅情」を連想しますね、
などというやり取りをしたばかりのところにキャサリン・ヘプバーンの訃報を聞きました。

かなり以前、このコーナーでキャサリン・へップバーン主演の『旅情』について
書いたことがありましたが、1955年に作られたこの映画、
ちょっとトウの立ったハイミスOLの感傷的な一人旅・・・と、
こうして書いてしまうと実もフタもありませんが、ヴェニスを舞台にしたこの作品、
前回は年齢を重ねた首やデコルテを、襟を立てたりスカーフを巻くことでさりげなくカバーする、
キャサリン自身の着こなしの美しさについて触れました。

ファッションはもちろんですが、冒頭で彼女が持っている旅行用の大きさ違いのいくつもの
トランクなど、「旅情」はインゲボルグの原点とも言える映画なのです。
何度観ても随所に新鮮な発見があります。
そして、インゲボルグを象徴する花、くちなしのはこの映画では重要なモチーフとして登場します。

世界一の投げキッスといわれたラストシーンでは、
イタリア語で「アリベデルチ」と、それこそ身を乗り出すようにして叫びながら、
スッと伸ばした手を大きく振る彼女。
潔いキャサリンの人生と重なって映るかのようです。

普段の彼女はパンツスタイルが多かったそうですが、
クラス感のあるカジュアルのお手本のような女性です。
年齢を重ねることを厭わず、最後まで現役だった女性。

今回はピンクハウスの店頭にくちなしが登場します。
チャーミングだった往年の大女優の姿を思い起こしてしまいました。
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