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ありがちですが、年末は第九を。
2004年 12月 22日 (水) 16:51 | 編集
さて、この時期は、ありがちですが、何かをしながら第九を聴いて、
どっしりとしたせわしなさを味わう事にしています。
(じっとして聴いていると、合唱部分以外は毎度眠気に襲われます。)
追い立てられるような気持ちが高まって、まさに年末、という感じでしょうか。

第九はコンサートホールに行くにこしたことはありませんが、
オケの迫力ならDVDでも充分楽しめますし、ヘビーローテションでCDをかけるのもいいですね。
もうひとつ、あまりメジャーではない(?)映画ですが、「ベートーベン不滅の恋」も、
年末になると楽曲を聴くようなつもりで、必ず一度は観てしまう「第九」ものです。

ゲイリー・オールドマンがベートーベンを演じており、不滅の恋人とは誰だったのか?と、
映画としても面白いのですが、第九の初演時にはすでに聴力を失っていたベートーベンが、
観客の喝采に気が付かず、アルト歌手に促されて客席を振り向き、初めて成功を知る、
というシーンが出てきます。

また、幼い日のベートーベンが湖に浮かびながら自己の音楽を無限に解放して行く、
象徴的でとても美しいシーンが出てきます。
バックに第九の合唱部分が流れているのですが、シラーによる第九の歌詞の壮大さ
(解釈によって捉え方は様々なようですが、確かに壮大。)とあいまって、
この映画の一番のポイントとなっています。

もうひとつ、第九といえば、こんな話を以前聞いた事があります。
CDの統一規格を決める際に、当初10cm/60分という提案もあったそうなのですが、
巨匠カラヤンが、60分では第九の全曲(つまり、交響曲第九番ニ短調)が1枚に収まらないので、
70分以上必要だとアドバイスし、結果12cm/74分になったというのです。

今は、もっと長く収録できるCDもあるようですが、
この助言がひとつの基準になった事は確かのようです。
もっとも、当のカラヤンの第九は、そのほとんどが66分台なのだそうで、
一般的には約70分、名盤と云われるフルトベングラー指揮による第九が約74分と、
指揮者によってかなり違います。

ちなみに、3楽章・約50分ほどの演奏の後にようやく登場する、第4楽章の合唱部分は約5分。
長い予兆の後に、歓喜は終幕にやって来る。
そう思いたいものです。
皆様、良いクリスマスと、良い新年を!
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