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パリ、再訪。
2005年 09月 02日 (金) 18:53 | 編集
INGEBORG秋のコレクションのテーマ、森の中の女性。
枯枝が靴の下で立てる乾いた音を感じ取りながら、深い森を散策する。
場所はパリ郊外が良いですね(脳内イメージ)

20代の前半で初めて訪れたパリの街は、大きすぎた期待の裏返しなのか、
フランス人は皆、ちょっぴりイヂワルで、居心地の良いものではありませんでした。

素っ気無く「Non!」と言われると、取り付く島もありません。
もちろん、建物や美術館の素晴らしさは言うまでもないのですが、
自分の気持ちまでもが鈍色の空模様とシンクロして、
パリと言えばそんなイメージが残っていました。

おのずと積極的に旅行の計画を立てる気も起きず、
まとまった休みはハワイやアジアのビーチに向いてしまっていたのですが、
数年前、本当に久し振りにパリに行ったところ、その印象は全く違ったものになりました。

ムッシュウはもちろん、マダムもそれはやさしく、
私のつたない英語にも必至に耳を傾けてくれるのです。
もともと、母国語を大切にするお国柄ゆえ、
英語に対しては分かっていても知らないフリをされるとか、しないとか聞いていたので、
余計にありがたかったのかもしれません。

それより何より、以前と扱いが格段に違う気がするのは、アジア人への理解が進んだのか、
はたまた、フランスの景気が向上したから???などと思い巡らせてしまいました。

と、…それほど前回の旅の記憶がひどいものだった訳ではありませんが、
ひとつ気がついた事は、当時は動きやすさを優先して、スニーカー、
Gパンでカジュアル大王だった20代に対し、
今回は自分自身も年齢を重ねたこともあり、インゲボルグのカーフのジャケットや、
足元もブーツなどでちゃんとマダムな服装で旅をしていたという事でした。

そうなのです、パリは大人の街。
きちんとした扱いを受けたいのであれば、
自身も相応の服装とふるまいが必要なのであって、
20代の私はTPOをわきまえずに土足で他人の家に足を踏み入れていたようなものなのです。

礼を尽くして接すれば、相手もちゃんと向かい入れてくれるという事実を、
長い時間をかけて身を持って理解させてもらったのでした。

----お洋服は時に、自分のクラスアップの手助けをしてくれます。
また、時に疲れた顔色に華やぎを、気持ちが沈んだ時には前向きの力を。
インゲボルグは私にとってそんなブランドなのです。
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