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「ちいさいおうち」
2006年 05月 02日 (火) 17:26 | 編集
ピンクハウスの夏のテーマ、『COZY GARDEN ~居心地のよい庭~』に、
モチーフアイコンとして用いられたのは、「ちいさいおうち」という絵本でした。

この物語の作者はヴァージニア・リー・バートン。
アメリカ・ボストンの北、ケープアンの半島にある村、
フォーリーコーブで生まれた彼女の回りには、アメリカの古き良き時代を象徴する、
やさしく温かな色や素材、花、自然、そして精神性が溢れていました。

しかしそれは、どんな時代であっても、自発的に自らが求め、守っていかなくては、
手に入れることのできないものたち。
彼女は、美しいもの、やさしいものに囲まれる努力を怠らない女性でした。

志を同じくする、近所の主婦らでワークショップを作り、
そこから日々の暮らしをモチーフに、手捺染でプリントされたテーブルクロス、
エプロン、ドレスなどが作られ、それらはやがて評判を呼び、
デパートなどでも販売されるようになります。

そんなバートン家ではしばしばガーデンパーティが催されたといいます。
心づくしの手料理と、手入れの行き届いた庭での集まりは、
さぞ、居心地の良いものだったでしょう。

夏のピンクハウスは、
彼女の初夏の風景に溶け込むような気持ちに身を置いていただけると嬉しい、
そんなコレクションです。

『THE LITTLE HOUSE』「ちいさいおうち」は、子供の頃、大好きだった絵本のひとつです。
表紙を見れば、あぁ!、と思い出す方もいるのではないでしょうか。
左右対称の安心感のある表紙の家は、今でも家というとあの家を無意識に連想してしまいます。

1965年に出版されたそうですが、すでにその当時、仕事、仕事と慌しく働き、
心を失って行く都会の人々が描かれています。
大切なものは何か?問いかけをするような良識ある声は、経済の成長にかき消され、
さらに特化してしまった現代社会ですが、少なからず、
何人もの子供の心の潜在意識に、このお話は染み込んでいるのではないでしょうか。

訳者は、いしいももこ(石井桃子)さんで、「ピーターラビットのおはなし」や、
ディック・ブルーナーの「うさこちゃん」シリーズ、A.A.ミルンの「クマのプーさん」、
ビアトリクス・ポターの「ピーターラビットのおはなし」なども訳してらっしゃる方です。
ひらがなの音のやさしさや、決して急がない、端折らない、
ゆっくりとした日本語の美しさも同時に感じることができます。

ヴァージニア・リー・バートンのワークにちなんだ美しいプリントや、
爽やかなコーディネイトがお勧めのピンクハウスですが、
機会があればお子様のみならずおすすめのこの絵本もぜひご覧ください。

嬉しかったのは、店頭のディスプレイ用に自分の絵本を貸しましょうか?
と販売スタッフに尋ねたところ、「私も持っています」(ニッコリ)という返答が返ってきました。
皆、この絵本が好きだったんだなぁ。
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