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年の終わりのオノマトペ
2007年 12月 17日 (月) 14:11 | 編集
今年もあとわずかとなりました。
我が家のリビングにも、ささやかながらイルミネーション付きのツリーを飾っています。
部屋の照明を落とすと、ツリーのライトだけが点滅し、
見慣れた部屋が少しだけミラクルゾーンに変わります。

だけど、静かな部屋の中、点滅するライトに合わせ、
しないはずの音が頭のなかでパッ、パッ、パッ、あるいはチカ、チカ、チカ。
おや?無意識のうちに自分でイメージの音を作っているようです。
こういう擬音語、擬声語、擬態語のことを「オノマトペ」と言うんだそうです。
日本語はこのオノマトペが豊富だと良く聞きます。(※辞典も出てます)

日本語の場合、擬態語+動詞という表現ができる言語の構造上、
無限に発達したという背景があるそうです。
つまりは日本語の場合、シトシト、ザーザーで雨の様子が分かりますが、
英語の場合はシトシト降り→drizzle rain 、ザーザー降り→drenching rain、
といったように、状態を表わす言葉がそれぞれ違ってきます。

翻訳家や通訳の方が苦労するのも、固有名詞とこのオノマトペだそうで、
確かに、drizzle rain→小雨、drenching rain→大降りの雨じゃ、
伝えたいニュアンスがちょっと違います。
でもshito-shito rainじゃ通じませんものね。

私個人の話になってしまいますが、私は学生の頃、このオノマトペが大好きで、
だけど既成の記号化された擬音では、
自分の感じることを伝えきれないと(勝手に)思うあまり、
独自の擬音を用いて同級生に多いに怪しまれました。

牛乳のフタを開ける音は「ヌポ」、お弁当は「モッシャモッシャ」食べる、とか。
ただ、後年、漫画の中でたくさんの擬音の表現が溢れ出て、
あぁ、やっぱり教科書に出てくるような擬音だけじゃ我慢できない人がいたんだなぁ、
と思ったものです。

大きく脱線してしまいましたが、オノマトペは非常に便利な表現であります。
だけど、頭の中で、あるはずのない光の明滅音を表現する時、
もし、ピカピカとか、チカチカという言葉を知らなかったら、
自分はどんな音で無音を人に伝えるのだろうと思う時があります。

特に年末にかけての喧騒の中で、静かな音に耳を傾けるのは、
心に静けさを呼び込む良いひとときでもあります。
ぜひ、お試しあれ。
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